混乱続く香港…政府トップ“辞任発言”も

日テレNEWS24
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混乱が続く香港では2日、新学期を迎える中、学生らが授業をボイコットし、政府への抗議を示した。また、香港政府のトップが「辞任」について発言した音声が報じられた。

2日、新学期を迎えた香港では、授業をボイコットした大学生らによる抗議集会が開かれ、主催者発表で約3万人が集まった。別の場所では中学生や高校生も授業をボイコットし、抗議の意を示している。夜になると、一部の過激な若者らが警察署に押し寄せ、警官隊が強制排除に乗り出す事態となった。

そんな中、香港政府トップの林鄭月娥行政長官が先週、非公式の場で自らの「辞任」について発言した音声が報じられた。


林鄭月娥行政長官「もし選択肢があるのなら、最初にすることは、辞任して深く謝罪することだ」

また、中国建国70周年の重要な記念日である10月1日の国慶節までに、抗議活動の沈静化を図るかの可能性については、「国慶節よりも前に中国政府と私たちがこの事態を解決できるとは考えていない」と述べている。

デモ隊と中国政府の板挟みとなってきた行政長官の進退をめぐる発言は、香港の今後に影響を与えそうだ。