香港、条例改正案の正式撤回へ 林鄭行政長官、地元紙報道

共同通信
f:id:dTrip:20190904165845j:plain

 香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは4日、複数の消息筋の話として、香港政府トップの林鄭月娥行政長官が「逃亡犯条例」改正案の正式撤回を表明する見通しだと伝えた。4日午後4時(日本時間同5時)に親中派の立法会(議会)議員らと面会し、撤回方針を伝えるとしている。

 林鄭氏は「改正案は死んだ」と述べたが、撤回は明言しなかったため、完全撤回を求める市民らの抗議デモが続いていた。撤回されれば、6月の廃案方針の表明に続き、さらなる譲歩に追い込まれたことになる。