エンゼルス・大谷が左膝手術で今季復帰は絶望…エ軍GM「先天性のもの」「12月頃にまた打てるようになると思う」

スポーツ報知
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 エンゼルスは12日(日本時間13日)、大谷翔平投手(25)が13日(日本時間14日)にロサンゼルスの病院で左膝の二分膝蓋(しつがい)骨の手術を行うと発表した。全治は8~12週間で今シーズン中の復帰は絶望的になった。

 電話会見を行ったエプラーGMは、大谷が2月から痛みを訴えていたことを明かし、10日(日本時間11日)に手術の道を相談して、11日(同12日)の試合前に手術を決断したといい、「先天性のもの。症状は今まで出ていなかったけど、今シーズン症状が出た。少しずつ気になり始めて、投球練習をして球速を上げていったら気になってきたので手術することになった。打球速度などは変わらないが、スクワットをするときに重い重量を扱うことが出来なかった。12月頃にまた打てるようになると思う」などと話した。

 昨年10月に右肘のじん帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けた大谷。プロ入り初めて投手としての出場はなく、打者に専念。5月に復帰すると、6月には日本人メジャーリーガーとして初めてサイクル安打を達成するなど、3番に固定されてエンゼルス打線の中心を担い、その打撃能力を十二分に発揮した。


 大谷は前日の11日(日本時間12日)も本拠地のインディアンス戦に「3番・指名打者」でフル出場。3打席目には右翼へメジャー通算40号となる18号ソロを放った。メジャーでこれまで打った本塁打の中で最も打球速度の速い114・4マイル(約184・1キロ)という強烈な当たりを放ち「いいところに打てたんじゃないかなって思ってます。引っ張っているので、速度が出るのは普通じゃないかなとは思う」などと涼しい顔で振り返っていた。

 今季の成績は106試合に出場して384打数110安打(二塁打20、三塁打5)62打点、18本塁打12盗塁、打率2割8分6厘だった。来季の投手復帰への歩みも進めており、すでにブルペンで変化球を投げるまでに回復。今シーズン中に打者に投げるという可能性も浮上していた。

 大谷の手術は17年10月の右足首の有痛性三角骨除去手術、昨年10月のトミー・ジョン手術に続いて3年連続となった。