小5刺殺、懲役16年確定へ 和歌山、上告取り下げ

共同通信
f:id:dTrip:20190726131118j:image
 和歌山県紀の川市で2015年、小学5年の男児を刺殺したとして殺人罪などに問われた中村桜洲被告(26)が、懲役16年を言い渡した大阪高裁判決に対する上告を取り下げたことが26日、分かった。検察側も上告断念の意向で、上告期限の30日を過ぎれば判決が確定する。高裁によると、取り下げは24日付。

 検察側は、上告に必要な憲法違反などの理由が見いだせないと判断したとみられる。

 16日の高裁判決は、一審和歌山地裁裁判員裁判判決を破棄して完全責任能力を認めた上で、改めて一審と同じ懲役16年としていた。