【高知】明徳義塾・馬淵監督、大船渡・佐々木と「やりたい」県王座奪還へ24年連続4強

スポーツ報知
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◆第101回全国高校野球選手権高知大会 ▽準々決勝 明徳義塾6―4高知中央(24日、春野)

 平成を彩った名将から令和の怪物へ、ラブコールが送られた。明徳・馬淵監督は、ひと足先に甲子園に王手をかけた佐々木に対し「明徳やったら(バットに)かすらんやろな。もし願いがかなうなら、試合をしてみたいね」と聖地での対戦を熱望した。チームはその大船渡に負けじと逆転で24年連続4強入り。しかし、失策などで苦戦を強いられ「バカみたいな試合。我々が目指している野球と全く違う」と“馬淵節”全開でぶった切った。

 1992年夏には松井秀喜を5打席連続敬遠、98年には松坂大輔を擁する横浜に準決勝でサヨナラ負けと、平成の甲子園では怪物の陰で脇役を演じてきた。令和でも存在感を発揮するつもりだ。「(高知大会でも)決勝までいったらウチが優勝する。ヘボな試合しながらも勝つんよ、勝つとこは」と鼻息を荒くし、ここまで2戦で3人が登板した投手陣についても「(軸となる選手は)ほんとは、おるんやけど、まだ投げさせてないんよ」と切り札を用意していることを明かした。

 昨年は決勝で高知商に2―10と大敗した。100回大会への出場を逃し「去年の悔しさは忘れん! はいつくばってでも、何とか明石大橋は渡らないと」と気合十分。佐々木とのビッグマッチを実現させるためにも、まずは高知の王座奪還に全力を注ぐ。