レアル久保、「ライバル3人粉砕」圧巻弾 アザールも幻惑…妙技に海外感嘆「もう十分だ!」

Football ZONE web
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クロース、ナチョ、カルバハルを置き去り 最後はアザールも翻弄する圧巻ドリブル

 スペインの名門レアル・マドリードのMF久保建英は、日本だけでなく、スペインなど海外でも注目度が高まっているなか、トレーニング中に披露した圧巻のテクニックとゴールが脚光を浴びている。海外メディアは「ライバル3人を粉砕してゴール」と絶賛しつつ、新加入のベルギー代表MFエデン・アザールも幻惑した妙技に、「久保、もう十分だ!」と驚嘆の声を上げた。

 今夏、FC東京からレアルへの移籍が決まった久保は、フベニールA(U-19)で選手登録されたが、Bチーム(カスティージャ/3部)が主戦場となる見込みで、トップチームでのプレーも期待されている。

 プレシーズンではトップチームの北米ツアーに帯同。20日のインターナショナル・チャンピオンズカップICC)初戦バイエルン戦(1-3)で後半頭からピッチに投入され、「背番号26」を背負った18歳の日本人アタッカーは“白い巨人”デビューを果たした。23日のアーセナル戦(2-2/PK3-2)では出場機会がなかったものの、26日(日本時間27日)のアトレチコ・マドリード戦で出場が予想されている。

 そんな久保が再び存在感を示したのが、21日のトレーニングだった。5対5のミニゲームが実施され、久保はスペイン代表DFセルヒオ・ラモスクロアチア代表MFルカ・モドリッチらと同グループでプレー。後方でボールを受けた久保は、反転する際に巧みなタッチでドイツ代表MFトニ・クロースをかわすと、即座にカバーリングに入ったスペイン代表DFナチョのスライディングタックルを回避し、そのまま相手ゴールへ突進した。

 危機を察知したスペイン代表DFダニエル・カルバハルが突破を止めに掛かったが、久保は一気にスピードアップして置き去りにすると、最後に立ちはだかったアザールをまたぎフェイントで手玉に取って右足シュート。鋭い一撃でベルギー代表GKティボー・クルトワからゴールを奪った。

 一連のプレー映像が公開されると海外メディアが続々反応。「久保、もう十分だ! この日本人が素晴らしいプレーでライバル3人を粉砕してトレーニングでゴール」と驚きの声を上げたのがホンジュラスメディア「Diario Diez」だった。


ベンゼマへのアシスト、足裏フェイント弾に続き… 「久保が再び珠玉のプレー」

「この日本人はボールを受け、一気にスピードアップして3人を置き去りにし、またぎフェイントも披露。利き足とは逆ながら巧みなシュートで素晴らしいゴールを決めた」

 流れるような動きを描写しつつ、記事では「久保がトレーニングで再び珠玉のプレーを見せた」と言及。日本の若武者はこれまでも、華麗なターンから元フランス代表FWカリム・ベンゼマのゴールをアシストし、足裏フェイントでコスタリカ代表GKケイラー・ナバスからゴールを陥れるなどインパクトを放っていた。

 

「このアジア人選手は、白い巨人のなかで偉大な人物の1人になりつつある」

 着実に評価を高めている久保。アトレチコ戦でも観る者を魅了するプレーを見せてくれそうだ。(Football ZONE web編集部)