【茨城】霞ケ浦が4年ぶりの甲子園切符 鈴木寛が1安打完封 14点差は茨城決勝の新記録

スポーツ報知
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◆第101全国高校野球選手権茨城大会 ▽決勝 霞ケ浦14―0常磐大高(25日・ノーブルホームスタジアム水戸)

 熱い日差しが照りつける中、霞ケ浦が4年ぶり2回目となる夏の甲子園の切符をつかんだ。

 最速148キロ右腕・鈴木寛人投手(3年)はこの試合、最速145キロをマークし、1安打で完封勝利。スライダーを中心に8三振を奪い「100点満点のピッチングだった」とうれしそうに語った。

 2年前の決勝は延長15回で土浦日大に敗れた。当時、スタンドでその悪夢を目に焼き付けた現在のエースは「今度は自分が(マウンドに上がって)やってやると思っていた」と初球から142キロを出し、強気で向かった。

 チームは15安打14得点の猛攻。決勝戦での14点差は夏の茨城大会の最多点差記録となった。

 高橋祐二監督(59)は「鈴木はこれ以上ないピッチングをしてくれた」と評価。「2年前のことがずっと頭をよぎっていたので1点でも取れるときは取ろうと思った。こういう展開は予想してなかった」と表情を変えずに語った。

 春夏通じて3度目の甲子園切符をつかんだ霞ケ浦が夢の舞台での初勝利を目指す。