トットナム、“108億円男”ディバラ獲り参戦 マンUへの横やりに英紙注目「ハイジャック」

Football ZONE web

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ポチェッティーノ監督がFWを熱望か マンUルカクの代役として照準

 

 イタリア王ユベントスのアルゼンチ代表FWパウロ・ディバラ獲得を狙っているマンチェスター・ユナイテッドだが、そこに思いがけず“横槍”が入った。同じイングランドトットナムがディバラの加入を目指して動いているという。

 これは、英紙「イブニング・スタンダード」が現地時間25日に伝えたもので、それによるとトットナムはディバラの獲得を目指し、ユベントス接触。移籍市場閉幕前の2週間で契約をまとめることは可能だと考えているようだ。

 これを受け、英紙「デイリー・スター」は「トットナムがユナイテッドのディバラ獲りをハイジャックか」と報道。ユナイテッドでは、ベルギー代表FWロメル・ルカクインテル移籍間近と目されており、その理想的な代役としてディバラを狙っていると言われている。しかし、そこにトットナムが“横入り”したことで、同紙は「このニュースはユナイテッドにとって痛手となるだろう」と伝えている。

 トットナムからは今夏、契約満了に伴い元スペイン代表FWフェルナンド・ジョレンテが退団。構想外となっていたオランダ代表FWフィンチェント・ヤンセンモンテレイ(メキシコ)への移籍が決まった。チームにはイングランド代表FWハリー・ケインという絶対的ストライカーがいるほか、韓国代表FWソン・フンミン、ブラジル代表FWルーカス・モウラもトップを務めることが可能だが、マウリシオ・ポチェッティーノ監督は24日にあと1人選手をFWに加えたいと示唆する言葉を残していた。

 

獲得すれば、今夏エンドンベレ加入で記録したクラブ史上最高価格の72億円を大幅更新

 ポチェッティーノ監督は同郷のディバラを高く評価していることで知られている。一昨季のチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16でユベントスと当たった際に、「世界最高の選手たちと対戦するのはいつだって素晴らしい。ディバラはそのレベルの選手だ。彼には特別な才能があるからね」とコメントし、ディバラを称えていた。

 トットナムは今オフにフランス代表MFタンギ・エンドンベレをクラブ史上最高価格となる6000万ユーロ(72億円)で獲得し、市場を賑わせた。一方、ユベントスはディバラの価値を8000万ポンド(約108億円)と見積もっており、トットナムがこの金額を出すとなれば、ひと夏のうちに“クラブレコード”を2度更新することになる。

 果たして、トットナムはディバラ獲得にどれほどの額を積むつもりなのだろうか。そしてユナイテッドはライバルの出現にどう対応するのだろうか。両者の動きに注目が集まる。