かんぽ不利益契約18万件に倍増 過去5年、必要に応じ保険料返還

共同通信

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 かんぽ生命保険の不正販売問題で、保険料を二重に徴収するなど顧客に不利益となった恐れのある契約が、過去5年で18万件規模になることが30日、関係者への取材で分かった。既に判明していた9万件超から倍増する。かんぽ生命と日本郵便は8月から顧客や郵便局員への聞き取り調査を行い、必要に応じて保険料の返還などを行う。31日に開く日本郵政グループの記者会見で詳細を発表する。

 これまでより対象期間を拡大し、2014~18年度までの5年間の新規契約を確認した。契約約1065万件のうち不利益の疑いのある契約は2%弱に達した。この中には保険業法違反の契約も複数あるとみられる。