新海誠監督、早くも次回作へ照準 「天気の子」興収40億円超

中日新聞社
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 アニメ映画「天気の子」(新海誠監督)の大ヒット御礼舞台あいさつが29日、東京都内で行われ、新海監督や主人公・帆高の声を演じた醍醐虎汰朗(18)、ヒロイン・陽菜役の森七菜(17)らが登壇した。

 興行収入250億円超を記録した「君の名は。」(2016年)の新海監督の3年ぶりとなる新作。19日に封切りされ公開11日目で観客動員300万人、興行収入40億円を突破し、週末動員ランキングで2週連続1位を獲得。新海監督による原作「小説 天気の子」はオリコン週間文庫ランキング1位、RADWIMPSが担当した主題歌「愛にできることはまだあるかい」とアルバム「天気の子」がオリコン週間デジタルランキングでダブル1位となるなど旋風を巻き起こしている。

 既に香港(8月8日公開)やオーストラリア(同22日公開)など、世界140の国と地域での配給が決まっており、先日、第44回トロント国際映画祭(9月5~15日)のスペシャル・プレゼンテーション部門への出品も発表された。

 まだ公開したばかりだがこの夏に新海監督は「次の映画のことを考え始めたい」と早くも次作に照準を定めた。「早く作らないと、また3年後に見ていただけるかどうか分からない。(構想は)まだゼロです」と心境を明かした。

 ライターの須賀を演じた小栗旬(36)は、ビデオコンテの新海監督の声を絶賛し「声優をやればいいのに。俺よりも絶対うまい」と力説していた。