NGT暴行、男性ファン2人は争う姿勢 AKS側弁護士、山口真帆ら出廷の可能性に言及

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新潟地裁前で取材に応じる遠藤和宏弁護士

昨年12月にNGT48の元メンバー山口真帆(23)が襲撃された事件で、運営会社「AKS」が暴行容疑で逮捕され不起訴となった男性ファン2人に、約3000万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が10日、新潟地裁(篠原礼裁判長)で開かれた。

AKS側は代理人弁護士2人、被告側は代理人も含め姿を見せなかった。地裁は論点整理が必要として次回は9月20日に非公開の進行協議を開くとした。47席の一般傍聴席を求めてファンら約150人が並び、倍率は約3・2倍。注目の訴訟は3分程度で終了した。


AKS側の代理人弁護士によると、男性2人は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。新潟地裁に「追って認否する」「追って主張する」などとする答弁書を提出した。

AKS側の代理人弁護士は終了後、取材に対応。公開法廷での弁論を求めていることについて「白日のもとにさらされる形でやりとりをしたい」と意図を説明。「真相解明にむけて裁判を進めていきたい」と述べた。

証人として山口やメンバーの出廷について「可能性としてはある」と説明。5月に卒業した山口については「プライバシーに関わってきたり、個人の意志もあるため、そういったことを尊重しながら慎重に進めていく」と語った。

訴状によると、2人は昨年12月8日、山口の自宅マンションで顔をつかみ暴行。事件後、他のメンバーが関与しているように山口に名前を告げたことでグループ内の信頼関係を損ね、活動休止を余儀なくさせた。AKSは公演や3月から5月にかけて予定していたツアーの中止、警備強化費など計約1億2000万円の損失を被ったとしている。