吉本・岡本社長の会見は日大アメフト部会見に並ぶ「失敗」…危機管理広報会社・江良氏

スポーツ報知
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 吉本興業の岡本昭彦社長(52)が22日、都内で5時間半にもおよぶ会見を開き、所属タレントの反社会的勢力への闇営業問題に関して謝罪した。岡本社長の会見での発言、並びにこれまでの吉本興業の対応について、危機管理広報会社・エイレックスの江良俊郎社長は「ここ数年の企業などによる会見の中では、日大アメフト部の悪質タックル問題に対する監督らの会見に並ぶ『失敗』だったのでは」と厳しい見方をした。

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 一番のマイナス点は「会見の目的は何だったのか、ゴールはどこにあるのかが、全く見えなかったこと」と指摘。「松本(人志)さんに『会見をやらないと』と言われたから開いた、というようにしか受け取れない」とした。また、岡本氏の口調に歯切れの悪さが目立ったことから「見ている人の疑問に全く答えられていないという印象になってしまう」とも話した。

 岡本氏と大崎会長の「1年間、報酬を50%カット」という処分についても疑問視した。「今回の問題は1回の不祥事ということではなく、会社としての体質、構造にあったということですから」。上場企業であれば、株主からの糾弾があってもおかしくない事例とした上で「普通の企業なら、責任を取って辞任するでしょう。会見を見て『そうか、(会長、社長を)続けるんだ』と思いましたね」と、プロの目から見ても“想定外”だったという。