大船渡・佐々木「監督の判断なのでしょうがないと思います」 「投げたい気持ちあった」とも語る

デイリースポーツ
f:id:dTrip:20190726001615j:image
 「高校野球岩手大会・決勝、花巻東12-2大船渡」(25日、岩手県営球場)
 プロ注目の大船渡・佐々木朗希投手(3年)は登板・出場なしで敗退した。試合後、「監督の判断なのでしょうがないと思います」など思いを語った。
 佐々木は24日の準決勝・一関工戦で完封していた。決勝で登板すれば連投だったが、国保監督は「私が判断しました」と温存を決断。理由は「故障を防ぐ」ためとし、「投球間隔と気温です。今日は暑いですし」と理由を説明した。
 取材には「高校野球をやっている以上、試合に出たいのは普通のこと。投げたい気持ちはあった」と正直な思いもはき出した。「負けてしまいましたけどチームメートはすごく頑張ってくれた。誇らしく思います」と仲間をたたえ、「大船渡を選んで良かったな」とも語った。
 この試合、大船渡は柴田が先発。七回からは前川が登板した。しかし、初回から守備の乱れと、相手の打力も重なって失点が続いた。また、花巻東は大差がついてからも犠打や一塁への全力疾走など、引き締まったプレーを続けた。
 佐々木は九回の攻撃前の円陣では中心となってナインに声をかけ、試合を通じて声援を送ったが、ベンチで敗戦を見届けた。