飛行機の搭乗時あなたは客室乗務員にチェックされている…3つの理由、教えます。

Esquireエスクァイア 日本版)
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 客室乗務員やときにはパイロットも加わり、搭乗するあなたをチェックしています。そんな視線を感じ、不思議に思ったことはありませんか? そこで、その理由を客室乗務員の方にうかがいました。

 飛行機への搭乗中、客室乗務員に観察されているような気がしたことはありますか? それは思い違い…ではありません。実際に、彼ら・彼女たちはあなたのことを覚え込むように見ているのです。

 ユーザー同士でコミュニティを作成していくQ&Aサイト「Quora」でこのたび、客室乗務員やパイロットが乗客に関してチェックしていることリストが明らかにされていました。その内容を、抜粋してご紹介いたしましょう。

 27歳の客室乗務員ジャニス・ブリジャー(Janice Bridger)さん(仮名)は、同サイトでこのように述べています。

 「飛行には危険が伴います。私たちは当然警戒する必要があります。なので、私たちは乗客の皆さんと挨拶を交わすときに、可能な限り誰がどんな方であるかを覚えようとしています」とのこと。

 そう述べたあと、フライトクルーが密かに搭乗時のあなたに関してどんな項目をチェックしているのかを教えてくれました。 


1. 強そうな方かどうか?

 「たくましい筋肉を見るのが単に好きなだけでは?」と思えるような理由にも聞こえますが…(笑)。ブリジャーさんは、「乗客の中に身体的に強そうな方がいるかどうかを知ることは、非常に大切なことです」と話しています。飛行中に問題が発生したとき、力の強い方は頼りになるからだそうです。

 「筋肉質で力強く、協力的でありそうな方がいたなら、私たちは彼・彼女の顔をよく見て、彼らがどこにいるのかを把握しておくようにします」と、ブリジャーさんは言います。「飛行機やクルーたちに対しての攻撃や事故があった場合には、手助けを求めるかもしれませんので…。私たちの仕事は、乗客の安全が最優先です。なので、そんなたくましい方々の安全も守らなくてはいけません。ですが、万が一のためにチェックしておきます。すべての飛行で何も起こらないことを願っておりますが…」とのこと。


2. 非常口のそばに座る方

 「非常口のそばに座る方が、非常ドアを開ける妨げにならないかに対して注意を払います。非常口の近くに座る方は、緊急時に重いドアを開けてもらう必要がでてくる可能性があります。その際に物理的に難しいと、リスクが高まってしまうからです」と、ブリジャーさんは言います。 


3.違法なことをしようとしているか?

 この場合の「違法」とは、例えばペットをあなたの手荷物に隠して密輸したりすることを意味します。もちろん、爆発物の持ち込みや不審な行動もチェックされていることでしょう。

 「私たちは、“歓迎の顔”をつくって挨拶しているだけではなく、常に警戒もしているのです。乗客を歓迎する際、おひとりさまあたり約3〜4秒の時間しかありません。しかし、その間にこれらの点をチェックしておく必要があり、これにはかなりの集中力が要ります。そしてもちろん、練習も必要です…」とブリジャーさん。

 すべては、安全な飛行に尽力するためのこと。皆さんも協力を求める声を聞いたときには、ポジティブに協力するようにしてください。