日焼け止めの正しい使い方 ぬる量が足りない人が多い 耳と首も忘れずに

高校生新聞ニュース
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 肌のトラブルに悩む高校生は多い。日焼け止めの正しい使い方について、皮膚科専門医の深野祐子先生に聞いた。(野口涼)


Q. 肌の色を白くすることはできるの?

A. 白人のような肌色にはなれない。でも日焼け止めをうまく使えば美白になれる


 皮膚の色は生まれながらにして決まっており、アジア人が白人のような肌色になることはできません。ただし日焼けしないように気をつけることで、肌色はある程度コントロールできます。

日焼け止めは十分な量を使い、小まめに塗り直すこと。耳や首に塗るのも忘れない


 日焼けを防ぐために効果的な日焼け止めですが、たいていの人が「求められている量の半分以下」しか塗っていないといわれています。パッケージに表示されている数字通りの効果を出したければ、使用量を守ること。こすったり汗をかいたりすると取れてしまうので、小まめに塗り直すことも大切です。

 耳や首なども塗り忘れないようにしましょう。また、日焼け止めだけでなく、帽子や日傘を使う、日陰を歩くといった、物理的に紫外線を避ける方法を取り入れるもよいでしょう。

 うっかり焼けてしまったら、日焼け後の肌は乾燥しやすいので十分な保湿をする必要があります。このとき美白成分の入った化粧水などを使ってもいいでしょう。ビタミンCの含まれる食べ物、飲み物も効果があります。
 




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深野祐子先生

 ふかの・ゆうこ 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。医学博士。2014年に東京都品川区にめぐろ皮膚科クリニックを開設。