五輪チケット敗者復活戦 8日から追加抽選販売受け付け

産経ニュース
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 「敗者復活戦」。東京五輪のチケット販売で6月に結果が発表された1次抽選で、ちまたは1枚も当たらなかった落選者であふれた。そんな人のために、8月8日から追加抽選販売の受け付けが始まる。今回発売されるのは計68万枚あまり。チケット争奪戦に再び参加するには-。


■「全滅」の416万人対象

 5月に申し込みを受け付けた1次抽選では、参加した約512万人のうち1枚でも当たったのは約96万人。8割を超える約416万人は「全滅」の憂き目を見た。その救済策が追加抽選だ。大会組織委員会は「もともと予定していなかった。落選者の期待に少しでも添えるように」と説明する。



 まず、あなたに申し込む資格があるのかどうかを確かめよう。

 今回申し込めるのは1次抽選で1枚も当たらなかった人だけだ。そもそも申し込まなかった人や1枚でも当たった人は資格がない。申し込んでも自動的に落選してしまうので、前回の結果をよく確認してほしい。申し込みには1次抽選で使ったIDでログインして、申し込むことが必要だ。

 申し込みの手順は前回と同じかたち。チケットサイト(https://ticket.tokyo2020.org/)からログインを済ませたら、チケットの購入申し込みに移ろう。


■開閉会式は含まれず

 今回、対象となるチケットは五輪の全33競技のうち20競技、170セッション(時間帯)で計68万枚あまりだ。前回、売れ残ったセッションのものだが、必ずしも不人気というわけではなく、サッカーや野球なども含まれる。メダルがかかったセッションも27ある。ただ、開閉会式のチケットはない。

 注意したいのは、申し込めるのは1セッション限りだということ。その上で、決勝などメダルに絡む可能性があるものは4枚、それ以外は6枚が上限だ。上限を超えて申し込んだ場合は自動的に無効となる。

 前回同様、第2希望も設定でき、同じセッションでクラスが低い席種の抽選にも参加できる「カスケード」もある。ただ、1枚2020円と安価で買える「みんなで応援チケット」は今回は売り出さない。


■来月11日に結果発表

 追加抽選の受け付けは8月8日未明にスタートし、締め切りは19日午前11時59分。前回は延長されたが、今回はそんな保証はない。また、受け付け開始直後や締め切り直前は混乱する可能性が高い。なるべく、それを避けて手続きするのがおすすめだ。

 結果発表は9月11日。この日から24日午後11時59分まで購入手続きを受け付ける。1次抽選と同じくVISAカードか、コンビニエンスストアで現金で支払わないと、せっかく当たったとしても、水の泡となってしまう。

 ただ、今回また落選したとしても、この秋、国内在住の誰でも参加できるかたちで、2次抽選販売が行われる。さらに来春には都内に販売所が設けられる予定になっており、生で観戦する機会を手に入れるチャンスは、まだありそうだ。