磯村勇斗、“時効警察”に出演決定!「実は僕、オダギリさんの大ファンで…!」

ザテレビジョン
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10月スタートのオダギリジョー主演「時効警察はじめました」(毎週金曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)に磯村勇斗が出演することが分かった。

同ドラマは、時効になった事件を“趣味”で捜査する男・霧山修一朗(オダギリ)が、名(迷)助手・三日月しずか(麻生久美子)と共に未解決事件を捜査するシュールな脱力系コメディーミステリー。

今回、磯村は霧山と同じ総部署・時効管理課に所属する無類のイタズラ好きメンバー・又来(ふせえり)の息子で総部署の鑑識課で働く超優秀な理系男子にして“若きエース”、又来康知を演じる。

「以前から『時効警察』が好きで見ていた」という磯村は、前シリーズではまだ小学生だと言われていた“又来の息子”を演じると聞いて「いやもう、うれしかったですね!」と満面の笑みを浮かべた。

また、「又来さんが強烈なキャラクターなので、息子はどう育っていったんだろう…と気になる部分だったんです」と、ディープな“時効ファン”ぶりをうかがわせた。


内藤「前のシリーズがそのままよみがえっている感じ」

時効警察」といえば、いろんな意味で自由奔放な三日月の元で、交通違反を取り締まるフレッシュな面々もおなじみだが、今回は前作から12年も経ったということで、その顔ぶれもリニューアル。

本シリーズではおなじみ京王井の頭線の駅名を掲げた交通課の新人として内藤理沙演じる浜田山と、田中真琴演じる久我山が登場。

出演について内藤は「出演が決まったときは、すごくうれしかったです。レギュラー陣の皆さんが12年前と全然変わらず、台本を読んでいても前のシリーズがそのままよみがえっている感じがして、現場に入るのがすごく楽しみでした」とコメント。

また、田中は「私が初めて心から面白いと思った邦画が、三木聡監督とオダギリさんがタッグを組んだ映画「転々」(2007年)でした。あの2人が関わる『時効警察』に自分が少しでも携われるということで、とても緊張しましたし、うれしかったですし、この作品に出られるなんて奇跡!」と喜びをあらわにした。

最後に内藤は「現場では皆さん、家族みたいに仲が良くて、一緒に作品を作り上げているんだなって伝わってきます。私もその一員として、視聴者の方に楽しんでもらえるように頑張ります」、田中は「今までの『時効警察』の流れや雰囲気になじみつつ、私たちがいることでさらに加速させられたらなって思います」とそれぞれ意気込んだ。

磯村「しっかりと食らいついていきたい」

――まずは「時効警察」への出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。

以前から「時効警察」が好きで見ていたので「ついに皆さんとご一緒させていただける機会が来たのか!」と、うれしかったです。霧山さんと三日月さんのペアがとてもほほ笑ましくて大好きだったんですけど、今回は2人の関係性を目の前で拝見できて、すごく素敵な現場にいるなと感じています。


――素のオダギリさんと麻生さんは、どんな方なんですか?

実は僕、オダギリさんの大ファンで…! オダギリさんが髪を伸ばしたら僕も伸ばして一つ結びにしたり、オダギリさんがレザーのロングコートを着ていたら僕も買ったり…と、デビュー前はよくまねをしましたし、出演作も片っ端から拝見していたんです。ただ、さすがに霧山ヘアはハードルが高くて、まねできませんでしたけど…(笑)。

とにもかくにも、憧れのオダギリさんとの初共演に最初すごく緊張しました。オダギリさんは穏やかな方で、撮影の合間も一緒にお話をしてくださるんですけど、やっぱり今でも一方的に緊張します(笑)。麻生さんも本当におきれいな上に、“永遠の10代“みたいなかわいいしぐさが素敵で…! 本っ当にドキドキする現場です。


――磯村さんの役は又来さんの息子である康知。この設定を聞いた当初はどう思いました?

最初は優秀な理系男子という描写なのに、回を追うごとに「元ツッパリ」とか、いろんな設定が出てきて…! 僕も康知も年齢的にはツッパリ世代じゃないはずなんですけど(笑)、わざわざ時代をさかのぼって“昭和ど真ん中のツッパリ”をやる…というボケがたまらない! すごくブレブレで、ツッコミどころの多い人だなって、面白くなりました。


磯村「(ふせさんは)母ちゃんみたい」

――康知を演じる上で、何か気を付けていることはありますか?

力を入れすぎるわけでもなく、力を抜くわけでもない「時効」の空気感になじむには、糸をピンと張りつつも、どこか弛むような余裕を残さなきゃいけないと思いながら臨んでいますね。というのも、「時効」は台本を超えたアイデアがたくさん飛んでくる現場。瞬時に反応できる柔軟性と視野が必要ですし、そこにしっかりと食らいついていきたいので、自分からもいろいろ提案させていただいています。


――ちなみに、元ツッパリっぷりが出る場面では「今日から俺は!!」(日本テレビ系)の要素も出たりするんですか?

僕も当初はそうかなって思ったんですけど、あれをなぞると、まったく違うキャラになってしまうので、今回は康知なりの新しいツッパリ像を出したいな、と。母ちゃんとの掛け合い共々楽しんで演じたいです。


――ふせえりさんとは普段どんな関係なんですか?

ふせさんとは普段から、息子と母ちゃんみたいな立ち位置ですね。そういえば先日、ふせさんからモリンガというすごく苦い“実”をいただいたんです。食べた後に水を飲むと、ただの水がすごく甘く感じる不思議な実なんですが、僕は少ししか水を飲まなかったから、すごく苦くて、口の中がイガイガしながら撮影をするはめになっちゃって…(笑)。でも、それも面白いなって! そういうことも全部含めて「時効」の空気なのかなぁと思って楽しみました。


――個性的な監督と脚本家が多数参加する現場というのも、「時効警察」の特徴ですが…?

三木さんが作られたベースラインの幹から、柔軟に細い枝を育てていくような感覚なんですけど、監督によってアイデアも演出方法も全然違うので、すごく新鮮です。僕も俳優として、もともとある「時効」の空気を大切にしながら、会話をしっかり楽しんで演じることを意識して臨みたい。最終的に“お芝居を楽しめる体”を自分のものにできたらいいなぁと思います。
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