関ジャニ∞・錦戸亮、ジャニーズ事務所退所へ 直近のドームツアーでも孤立
文春オンライン
9月5日、ジャニーズ事務所所属のグループ、関ジャニ∞の錦戸亮（34）がグループの脱退とジャニーズ事務所の退所を発表した。錦戸はファンクラブ会員に向けてこんなメールを送っている。
《僕、錦戸亮は9月末日をもちまして、21年間お世話になったジャニーズ事務所を退所させて頂く運びとなりました。僕なりの形で、僕なりのエンターテイメントとは何なのかを、改めて考え、これからも発信し、恩返しできるよう努めていきたいと思います。応援していただいた皆様には感謝の気持ちで一杯です。そして、ジャニーさん、心からありがとう》
関ジャニは3日に5大ドームツアー「十五祭」を終えたばかりで、突然の発表だったが、ドーム公演を観た、あるジャニーズファンは「その予感はありました」と打ち明ける。
「今回のツアーでは、ライブ終わりのメンバーのコメントが全てVTRだったんです。今までは、本人たちが壇上で喋るのが普通だったので、ファンの中では“解散フラグ”なのではという憶測が飛び交いました。ツアー千秋楽となる東京ドーム公演最終日には、今回のツアーで会場入口前に置かれていた“GR8EST BOY”と呼ばれるメンバーの人形が、前日までは現メンバーの6人分の人形だったのが、すでに脱退した元メンバーの内博貴と渋谷すばるの2人分が増えて、8人になっていた。他にもデビュー会見時、メンバーの名前が入った幟（のぼり）をバックにしていたのですが、それを彷彿とさせる幟が会場に設置されているなど、露骨な“匂わせ”がたくさんあった。『これはなにかある』と多くのファンが察知し、千秋楽のチケットの転売価格は高騰していました」（同前）
千秋楽のVTRで錦戸はこんなコメントを残している。
「改まってね、こんなVTRが流れるとみんな構えてしまうかもしれないですけど、ここではですね、感謝の気持ちを伝えたくて、ありがとうの先にある想いというものをみなさんに伝えていきたいと思います」
錦戸が脱退を発表したのは、この2日後のことだった。
最後のツアーでも個人行動が目立っていた
ジャニーズ事務所は9月5日に発表した文書の中で「2018年、関ジャニ∞は長年苦楽を共にしたメンバーの脱退、また、安田章大の大きな怪我により環境が大きく変化致しました」と、錦戸脱退の経緯を説明しているが、中でも大きな影響があったのは2018年4月の渋谷すばるのグループ脱退だった。それから錦戸は、グループのなかで孤立を深めていった。
「最近は、テレビの出演依頼を関ジャニ∞にお願いしても、全員での仕事はすべて断られています。昔はメンバー同士で焼き肉などに行っていた関ジャニ∞ですが、最近はそれも減っていました。特に錦戸くんがメンバーと仲良くしているエピソードなどは、全く耳にしません」（テレビ関係者）
「週刊文春デジタル」取材班が確認したが、3月2日のテレビの撮影後も、錦戸は送迎車の運転手と二人きりでラーメンを食べて、家へと帰っていった。実は前出のツアーでも錦戸の個人行動が目立っていた。
「ツアーの東京ドーム公演中の錦戸くんは、コンサートが終わり次第、1人さっさとドームから出て、帰路についていました。コンサートの最終日は錦戸くんにとって関ジャニ∞として最後の活動でしたが、コンサートが終わり約30分後の22時頃には、他のメンバーを残し、主役1人でドームを後にした。錦戸くん以外のメンバーは、錦戸が帰宅してから1時間以上もドームに残っていました。いかに、錦戸くんが孤立しているか分かります」（ジャニーズ関係者）
業界関係者は「今後はソロ活動を予定しているようです」と語る。
「渋谷すばるがファンクラブ開設して僅か3日間で会員数3万を越える成功を見せています。（元ジャニーズの）赤西仁も海外で活躍している。彼らと同程度の人気を誇る錦戸なら、十分やっていけるでしょう。10月にはファンクラブを設立するのではと囁かれています」（音楽業界関係者）
錦戸の退所発表は故・ジャニー喜多川氏のお別れ会の翌日だった。ジャニー氏の他界に揺れている所属タレントも少なくないという。
ジャニーズ事務所は9月5日に発表した文書で、錦戸の脱退が決まった時期は「本年3月末」としているが、当時いち早く錦戸をめぐる関ジャニ∞の“空中分解”を報じたのが「週刊文春」（2019年3月14日号）だった。この記事、「錦戸亮“脱退”で関ジャニ崩壊危機」の全文も公開している。
