共同通信
京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオで34人が死亡した放火殺人事件は25日で発生から1週間。凄惨な現場状況が京都府警の捜査で明らかになってきた。青葉真司容疑者(41)が強い殺意を持ち入念に準備した形跡も浮き彫りに。一方的に恨みを募らせた疑いがあるが、取り調べはできず動機は謎のままだ。
「1階は一面、真っ黒に焼け焦げていた」。捜査関係者によると、建物内にあった机やパソコンは溶け、監督やクリエーターらがアニメ制作に打ち込んだことをうかがわせる痕跡は何一つ残されていなかったという。