武豊、ディープインパクトを偲ぶ「私の人生において特別な馬」

スポーツニッポンスポニチ
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 05年の牡馬3冠を制するなどG1を7勝し、05年と06年のJRA賞年度代表馬に選ばれたディープインパクトが30日、安楽死となった。17歳だった。

 社台スタリオンステーションのホームページによると、28日に頸部(けいぶ)の手術を受けたが、29日の午前中に突然起立不能となった。30日の早朝にレントゲン検査を行ったところ頸椎に骨折が見つかり、回復の見込みが立たないことから安楽死となった。

 現役時の14戦に全て騎乗した武豊騎手は「体調が良くないと聞いていたので心配していたのですが残念です。私の人生において特別な馬でした。彼にはただただ感謝しかありません」と偲んだ

 また、現役時にディープインパクトを管理した池江泰郎元調教師は「突然のことに大変驚いています。約2年の現役生活では最高の成績を挙げてくれました。今は心より冥福をお祈りするのみです」と追悼した。

 同馬の馬主だった金子真人ホールディングス株式会社代表取締役金子真人氏は「突然の訃報に涙が止まりません。心から冥福を祈ります」と悼んだ。

 生産者のノーザンファーム代表・吉田勝己氏は「ノーザンファームの過去の生産馬の中でも間違いなく最高の競走馬でした。種牡馬としても大成功していただけに本当に残念です。心よりご冥福をお祈りします」とした。

 ディープインパクトは14戦12勝。07年から種牡馬となると、キズナジェンティルドンナなど、数多くのG1馬を輩出。12年から18年まで7年連続でリーディングサイアーを獲得している。

 ◆ディープインパクト 父サンデーサイレンス 母ウインドインハーヘア(母の父アルザオ栗東池江泰郎厩舎所属 馬主・金子真人ホールディングス株式会社 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績14戦12勝(うち海外1戦0勝)JRA総獲得賞金14億5455万1000円。