米、中距離ミサイルを実験=INF条約失効後、初めて

時事通信ニュース
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 米国防総省は19日、西部カリフォルニア州で、ロシアとの中距離核戦力(INF)全廃条約で規制されていた地上発射型巡航ミサイルの発射実験を行ったと発表した。同条約が2日に失効して以降、初めての実験。新型ミサイル開発を本格化し、ロシアや中国をけん制する狙いがあるとみられる。
 発射実験は18日にカリフォルニア州サン・ニコラス島で行われた。国防総省は声明で「通常弾頭用のミサイルは500キロ以上先の標的に命中した」と強調。「実験で得られたデータは中距離ミサイル能力の開発に活用される」と述べた。