香港のデモ?暴動?

香港で大規模なデモが行われているのをご存知ですか?

 

ニュースやSNSなどで抗議デモが警察が争っているのを見かけることもあると思います。なぜそいう状況になったのか?原因は香港政府が逃亡犯条例」改正を進めようとしていることに対する反対運動が激化しています。

 

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逃亡犯条例

現在、香港が犯罪者の引き渡し協定を締結していない国や地域の要請に基づいて、容疑者の引き渡しを可能にするという内容。香港は現在20カ国と犯罪者の引き渡し協定を結んでいるが、中国本土やマカオ、台湾とは結んでいない。

 

条例改正のきっかけ

2018年2月に香港人の男性が台湾で恋人を殺害した後、逮捕される前に香港に戻るという事件が起きた。現在は台湾と香港間で犯罪人引き渡し協定がなく、台湾への身柄移送ができない。このような状況を解消するため条例改正が必要だと主張。

 

 

条例改正が認められれば、今後犯罪の容疑がかけられた場合、中国本土に引き渡しが可能になる。

 

 

なぜ反発が起きているのか?

2047年までは「一国二制度」の概念に基づいて、人々の自由と香港の法制度を支持すると保証した。2014年に民主化を求める「雨傘運動」起きて以来、抗議活動に関与したとして活動家の逮捕や香港の独立を掲げる政党の禁止するなど、中国政府を含めた当局は反対意見に対して厳しい姿勢を一層強めている。

この逃亡犯条例の改正により、香港人であっても中国本土の司法制度の対象となり、恣意(しい)的な逮捕・拘束や拷問にさらされかねないとの懸念から強い反発を招いている。

 

政治制度への不満

香港の選挙制度に起因するものが大きいのではないと思われる。「政府の代表が民意によって選ばれたことは英国統治時代から含めて1度もない」とさえ言われる程に形式だけの普通選挙が断行され続けている。実際に香港の行政のトップである行政長官を決める選挙は1200人の委員による間接選挙で行われる。選挙委員の選定は恣意的に行われ、いわゆる親中派が8割以上を占め、民意が反映される選挙からは程遠い状況。

選挙制度の改革を求めた大規模デモも行われているが、現行制度が維持されるづけている。

 

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