香港デモ隊と警察、再び衝突=中国出先機関付近で催涙弾

時事通信ニース
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香港で身柄を拘束した容疑者の中国本土への移送を可能にする逃亡犯条例改正案に絡み、香港島中心部で28日、大規模デモが行われた。21日の抗議行動で市民への実力行使に踏み切った警察の責任追及を訴えるデモ隊に、警察側が催涙弾を発射するなどして衝突した。27日にも、北西部の新界地区・元朗でデモ隊と警察が衝突し、24人が負傷したばかり。
 28日の抗議行動は集会の形で始まった。主催者側がデモ行進を希望したのに対し、当局が「安全上問題がある」として許可しなかったためだったが、集会開始後間もなく参加者は幹線道路になだれ込んでデモ行進。集会場所の公園から東西に分かれて進みながら、「光復香港、時代革命(香港を取り戻せ、革命の時だ)」などと叫んだ。
 一部デモ隊は、香港島西部にある中国政府の出先機関、香港連絡弁公室付近で警官隊と対峙(たいじ)。警察は道路を占拠したデモ隊に催涙弾を発射し、排除に乗り出した。