共同通信
内戦が続くシリアの北西部イドリブ県で、空爆で倒壊した建物の下敷きになった5歳の女児が生後7カ月の妹のシャツをつかみ、助けようとする写真が会員制交流サイト(SNS)などで拡散している。現地メディアが28日までに伝えた。女児はその後死亡、妹は集中治療室(ICU)に入っている。痛ましい状況に衝撃が広がった。
イドリブ県は反体制派の最後の拠点で、アサド政権とロシア軍による激しい攻撃が続いている。
写真は24日、現地ジャーナリストが撮影した。倒壊した建物の上の方では、父親が姉妹に向かって必死に何かを叫ぶ様子が写っている。建物はその後さらに崩れ落ちた。